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waifu2x を GTX 980Ti で

全国 20 億人の HD アニメファンの皆様こんにちわ。 waifu2x でアニメをアプコンするという試みがあります。

これを本格的にやっていくことについて今日は考えてみます。

当該記事を読んで頂ければわかりますが、 g2.2xlarge を使用した場合およそ一本をコンバートするのに 700 円かかります。

ところで g2.2xlarge は GRID K520 を搭載していて、そのうちの 1536 個の CUDA コアを使うことができます。これはほぼ GTX 680 に相当します。

GTX 980Ti の CUDA コア数は諸説入り乱れていましたが 2816 コアのようです。

waifu2x の処理性能は CUDA コア数にほぼ比例して向上しますから、 GTX 980Ti を搭載したマシンの性能は g2.2xlarge インスタンスの二倍の性能があると考えることができます。

また 980Ti の価格は 800 ドルほどですから、送料に消費税および関税を考慮すると 11 万円ほどで購入することができます。

また TITAN X でシステムを構築した場合、アクティブ時の消費電力は 400W ほどです。 980Ti でも似たようなもんでしょう。

g2.2xlarge インスタンスでアニメをアプコンするのには 83 時間かかることを考えると、 980Ti マシンでは 42 時間変換にかかることになります。

こうなるとあとは簡単な算数です。

g2.xlarge のコストはアニメ 1 本ごとにインスタンス使用料 700 円ぐらいです。

980Ti システムの場合がアニメ 1 本ごとに電気代 400W*40 時間で 400 円ぐらいかかります。

アニメ 1 本ごとに 300 円節約できます。 980Ti 自体は 11 万円ですから、 110000 / 300 で 367 です。 367 本以上アニメをアプコンする場合、 980Ti の方がお得です。

ところで GTX 980 の価格は 7 万円ぐらいです。 980Ti を買えば 980 よりもっといいグラボとしても使えます。それを考えると 4 万円だけを CUDA のためだけの投資とみなすこともできます。この屁理屈を導入した場合、 134 本以上アニメをアプコンする場合は 980Ti の方がお得です。

結論

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