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Github Flow と組織

github という公的なインフラを使うために必要なこと - アンカテ を盛大に dis っとかなきゃなという気持ちになった。

は特に対立するものではないですし、階層型がいいのかフラットがいいのかは場合場合によるでしょう。階層型でばりばりに管理するような開発チームでも

  1. ディレクターが issue を起案する
  2. 開発リーダーとディレクターがプロダクトマネージャーなどを交えてスケジュールを決定する
  3. 開発リーダーがその issue を閉じる Pull Request を作る人とそれをレビューする人を決定しスケジュールを伝達する
  4. 所定のタイミングでリリース権限を持っている人がマージボタンを押す

みたいなカチカチした運用でいろいろやっていけると思いますし、これでも Github Flow というか Pull Request ベースの開発の恩恵を十分に受けることができるでしょう。

Github や Bitbucket が OSS 向けの SNS 、 better sourceforge としての側面を持っているからといって、営利団体が OSS っぽい開発をするためだけに Github を使わないといけないというわけではないです。

ところで元記事では

という二つの社会を想定してアホなことを言っていますが、古代ローマ人も諸葛亮もモンゴル帝国も馬や輜重を使っていましたが、さまざまな物資をこれらで効率よく運ぶために街道の整備を怠りませんでした。

なにもないところからいきなり車社会という発想が出てきたわけではなく、まったく断裂があるようにみえるようなイノベーションであっても実は旧時代のインフラを前提として発達してきたものであるのは、それは当たり前のことです。

であるが故に新しい世代の道具であってもさまざまなかたちで旧来の伝統ある組織に取り込んでいけるものです。無論その過程で非合理な業務は取り去っていなかければならないし、またトップダウン型のマネジメントだけで現代の資本主義社会の競争に立ち向かうことは困難なのは事実だと思います。

しかし、 Github を使う == OSS 開発っぽい体制で業務を回すことを強いられる というような思い込みは危険ですし、そういう考えを振りまくやつは糞だ。

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