現在こういうことになっています。
2016年米大統領選に向けた共和党候補指名争いに異変が起こっている。指名まで1年を切ったこの段階になっても各種世論調査では「政治経験ゼロ」組が元知事や連邦議員たちを押しのけて上位を占めているのだ。
当初泡沫候補と見られていた不動産王ダニエル・トランプ、黒人の元精神外科医のベン・カーソン、そして紅一点、ヒューレット・パッカード(HP)元最高経営責任者(CEO)のカーリー・フィロリーナの3人だ。
しかも10月後半に入って、カーソンがトランプを抜いてトップに躍り出た。
ここまではよく知られている話です。様々な媒体で報じられている話です。ではこのベン・カーソンという人の主張の一部を紹介しましょう。
元外科医で政治家としては新人のベン・カーソン氏の成功がある。同性愛についての彼の極端な見解(同性愛を獣姦になぞらえ、人間は獄中で過ごすことでゲイになるのだと主張している)は、共和党支持母体の一定の層から共感を得ており
東洋経済だけだと信用ならんから英語ソース。
Carson suggested that being LGBT was a choice because of “prison.” While he later tried to retract his analogy, he was ambiguous about whether or not he believed being LGBT was a choice, stating that the science was unclear. The belief that sexual orientation and gender identity is a choice is the foundation for discredited “conversion therapy” efforts that has been banned in some states after minors undergoing the so-called “therapy” committed suicide.
(中略)
Carson said, "Well, my thoughts are that marriage is between a man and a woman. It's a well-established, fundamental pillar of society and no group, be they gays, be they NAMBLA, be they people who believe in bestiality, it doesn't matter what they are, they don't get to change the definition. So it's not something that's against gays. It's against anybody who wants to come along and change the fundamental definitions of pillars of society. It has significant ramifications."
以下拙訳(takeda25 さんなどの突っ込みを期待しております)
カーソンは監獄によって人は LGBT になることを選択すると推測していた。後に彼はこのこじつけを撤回しようとしましたが、人は LGBT になるかどうかを選択するのだというこの"科学的な命題"を信じているのかどうか、その態度を明確にしていません。性自認および性的指向が本人の選択によって決定されるという考え方は「変換治療」の信用基盤になっています。この「治療」はいわゆる治療自殺の原因となったことによって、いくつかの州では禁止されているものです。
(中略)
カーソンは以下のように語った。「私が考えるに、結婚とは男女の間で行われるものです。この考え方は十分に確立された、社会の基礎的な柱です。ゲイであれ、少年性愛愛好者団体であれ、獣姦愛好者であれこの考え方を変えることはできません。つまり、私はゲイに何か対抗措置をとるというわけではないのです。私は、社会の基本的な定義を変えようとする者に大して対抗措置を取ろうとしているわけです。こういうことは重大な波及効果を持っています」
ベン・カーソン: 同性婚と獣姦愛好者を比較する
私が考えるに、この人はほかのどの候補者と比べても狂ってます。異常です。にも拘わらずなんでこの人が人気を集めているかはよくわかりません。アメリカにはこういう主張に同調するへんな人が僕の想像よりずっと多いのかもしれません。マスメディアがドナルド・トランプ憎しでベン・カーソンの異常性を叩くのを忘れているということも考えられます。