Quyo とかすぐなくなりそうだし自分のブログに書く。
今年前歯を折った。折った直後に自撮りしたのを見ると、 9 か月前の話。
この岩場みたいなところで転んだら折れた。ここは徳田虎雄が支配する島徳之島で、人々の気質は荒く、ギャンブルと喧嘩とセックスに支配されている(本当)。
地元の新聞とかもマジで頭おかしくて、この記事が美談として掲載されている。
それはそうとして。折った直後はあっ折れたーみたいな感じで、驚きがまずあった。痛みはあまりなかったが、いずれ激しく痛むこと予想されたので、痛み止めを買って 20 錠全部飲んだ。
その日は徳之島からの帰国日だったので、とりあえず子宝空港というサイケな名前の空港に行って、鹿児島空港でトランジットして帰国した。痛み止めが効いていたので羽田空港ではラーメンを食べた。歯が折れていて、食べづらい。
その日のうちに歯医者を予約する。かねてから通っている歯医者で、予約を取りづらいのだけど腕は信用している。歯が折れたというのは緊急事態なので、無理やり枠を作ってくれた。
翌日、朝起きると口がもうとにかく異常に痛い。意識がもうろうとしたまま、遠くにある歯医者に行く。歯医者で歯の様子をみるためにたたかれると激痛で叫ぶ。 X 線写真を撮るために口に入れられる何かが痛い。
この日はどういう治療したかよく覚えてないんだけど、なんか最終的には粘土みたいので歯もどきみたいのをつけてくれた。
神経を残して歯を復旧するか、神経を除去するかの決断には、比較的長い時間がかかった。歯もどきみたいのに何かが触れると激痛みたいな状態が延々と続いたので、結局神経はとって差し歯にすることになった。
差し歯にはグレードがいくつかあって、保険が効くものは後に変色するという。なんかいろいろ説明を聞いて、焼き物の歯を入れてもらうことにした。焼き物の歯は中間グレードらしい。
神経の除去には長い時間がかかった。そもそも歯医者が混雑しており予約しづらいことと、神経取り切ったと思ってもカスが残っていてそれで激痛するということが何度かあった。
神経を取り切った後に、冷たい牛乳を飲んだ時には歯に感覚が無く驚いたことをよく覚えている。俺は駅とかでうっている缶入りの牛乳が好きだ。
いろいろあって差し歯がついたころには 12 月になっていた。歯は高かった。歯が無い時期、知的能力も精神的活力も大幅に低下していたことを覚えている。恐らくイモトアヤコも歯が無いことにより判断力が低下していた時期があったのではないかと思っている。判断力が無い人に過酷なロケさせるのよくないよなどと思った。これが歯がついた時の感想だった。
新しい歯になれるのには、 1 週間がかかった。今ようやく、自分には前歯があるということを意識しないようになった。気づくとごく自然に前歯で物を噛み切っている。犬歯と舌でこそげとるようにものを食べるあの醜い俺はようやくいなくなった。
新しい前歯はこのような色にした。歯科医からは、前歯なので周囲の歯より明るくすることをすすめられたが、目立つのがいやなのでこのようにした。
このブログは、有名人の歯を分析している異常なブログで、声優の歯のまとめとかを読める。これを見て目立つのはよくないなと思った。
前に爪を裁断機で切り落としたんだけど、歯が折れるのはそれよりもはるかに厳しい体験だった。