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ギリシャ財務大臣ヤニス・バルファキス氏辞任について

辞任と報道されてますが、辞任ではないです。更迭です。

Soon after the announcement of the referendum results, I was made aware of a certain preference by some Eurogroup participants, and assorted ‘partners’, for my… ‘absence’ from its meetings; an idea that the Prime Minister judged to be potentially helpful to him in reaching an agreement. For this reason I am leaving the Ministry of Finance today.

国民投票の結果発表後、私はユーログループとその各種のパートナーが会議に私を出席させたくないと思っていることを知らされた。ティブラス首相はそのようにすることが合意形成のためによいアイディアであると判断した。この理由により私は今日財務省を去る。

Minister No More! | Yanis Varoufakis
http://yanisvaroufakis.eu/2015/07/06/minister-no-more/

この文面で「自発的な辞任」であるかのように報道するのはちょっとどうかと思います。

バルファキスの交渉態度がまったく協調的ではなく、本来ドイツに大してあまり好感を抱いていなかった人達もとりあえず「反バルファキス」でまとまってしまっていたという話がありますから、これにより何かが動く可能性はなくもないのでしょう。

ただバルファキスはあくまでも財務大臣にすぎず、ティプラス首相に任命されていたのですし、またそのティプラス首相も選挙や国民投票に従って動いているだけの、まあナポレオン 3 世みたいなもんでしょう。バルファキス切るみたいな小手先の手段で問題が解決するかは未知数でしょう。

私としてはあの人のファッションをマスメディアで見ることが出来なくなるのが非常に残念です。

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