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裁断器と世相

Amazon の広告貼りまくっててそれ見ないと意味分からない記事なので Adblock などを使ってる方はそこんとこよろしくお願いします。

本を裁断し、ドキュメントスキャナなどで取り込み電子化するいわゆる自炊が世に定着して既に久しいです。御礼は三行以上を経て子鯖文化圏を経験して来た僕からしますと(罪の告白)、自炊という言葉を「まともな人達」が使っているのを見る度に隔世の感を覚えます。

日本の電子書籍市場の立ち上げが携帯コミック分野にのみ限られていることはよく知られています。いろいろと電子書籍ストアが立ち上がってはいますが、ラインナップがかなり残念という点では共通しています。重い本を何冊も持ち歩くなんてもはや如何にもナンセンスなことです。自炊しろ!!!!

というわけで、スキャナが必要です。定番は ScanSnap か ImageFomula でしょうか。これについて私が言うことは何もありません。

スキャナだけあっても駄目で、裁断器が必要です。裁断器について Web を覗きますと、よく勧められているのは以下の二機種でしょうか

私はこれらの裁断器が広く使用されているという現状に、「自炊」界隈の現実を見ます。

まあ何が言いたいかと言うと。上記二機種は糞の塊です。話にならない。そう思っていたんです。さっきまで。

何故そうかと言いますと、裁断出来る最大ページ数が少ないのです。せいぜい 100 ページとか 200 ページとか。 200 ページでも結構厳しいです。

あれっ、本ってそんな薄いもんだったけ?これで文庫とかハードカバーとかの本斬るの厳しくない?

というか大竹の家で試してみたけど無理でした。

よく「自炊」界隈で紹介されてる裁断器じゃハードカバーどころか文庫本すら斬れないんですよ。別の刃物で本を分割してから斬らないと駄目です。

これ使い物にならんやんけ、糞だろ、死ねやボケナスどもが、というふうに思ってたんです。ですがさっき気付いんですけど、ようは、みんな、これで斬れるものしか斬ってないんですよね。

具体的には薄い新書とマンガを斬ってる。マンガでも結構厳しいこと多いから、たぶんメインは新書。「新書ばっか読む」ということについてどうこう言う気はありませんが(しかし言いたい)、新書ばっか読んでる人が「自炊」のメインユーザーなのではないかなと思いました。

ちなみにこちらの裁断器

ですと 800 ページぐらいの本も一撃で斬れるのでオススメです。上手く遣えるようになるには若干慣れが必要で怪我のリスクもありますが、、、

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