つれづれなるままに、日暮らし、硯にむかひて、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。
卜部兼行『徒然草』より
一般的な訳
無聊なのにまかせて一日じゅう硯を前にして、(次から次へと)心に浮かんでは消えてゆきつまらないことを、とりとめもなく書きつけてゆくと、(われながら)まことに妙に気ちがいじみた感じがする。
吉澤貞人『古典新釈シリーズ・21 徒然草』中道館刊より
とかみんなも習ったと思うけど、本当につまらない。しかし、これはもっと面白い一文で、そういったことを知っていると古典全般が面白く思えると思う。
本当の意味。
暇なので、一日じゅう硯を前にして、どうでもいいことを適当に書きつけていると、(若いころに後二条天皇の蔵人として側に仕えて、あれやこれやといろいろなホモ・セックスをしたことが思い出されて)本当に男を抱きたくなってくる。