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高密度小池


WALL-E 見た

ビジュアルに騙されて見に行くと超硬派 SF 。以下全然まとまって無い文章なので読まない方がいいですよ。

まず、オープニングから。
荒廃した街に出てる看板が全部 Buy N Large 社の看板。
地面に落ちてる新聞記事

TOO MUCH TRASH!! EARTH COVERED
BNL CEO DECLARES GLOBAL EMERGENCY
地球が大量のゴミに覆われる
BNL 社 CEO 世界危機を宣言

ここから分かること。
地球は BNL 社という企業により支配されていたが、ゴミがあまりにも出過ぎた為まともに生物が生存出来る環境では無くなってしまった。

でバックに流れる映像などから、
「地球から宇宙船で一時避難し、その間に WALL-E というロボットシステムに地球の掃除をさせる。」
という人類の計画が判る。 EVE は地球に生物の生存が可能かどうかを植物の存在によってチェックする環境探査ロボット、というところなのだと思う。

で WALL-E と EVE の初恋はいいとして。

宇宙船の船内。システムに依存し肥満の限りを尽す人類。赤ちゃんを教育している時の言葉。

B is Buy N Large. Your Very Best Friends

ここから人類の生活は所謂「企業支配のディストピア」であることが分かる。

WALL-E によってシステムの外の風景を見て感動する女性。プールの存在すら今まで知らなかったという台詞。人類はシステムに依存することで「心」を失なっている様が見えてくる。

対して、 WALL-E と EVE 、ロボットの精神病院の存在からロボットには心が芽生えていることが見えてくる。

つまり「心を失い滅亡の縁に立った人類を、 WALL-E と EVE が救い、そして人類は再び心を得た」というような物語。

こんなダークなストーリーをピクサーのビジュアルでこれでもかという程叩き付けられる。見てて興奮の余り死にそうになった。

サイバーパンク、退廃 SF の傑作だなーと思った。

Ergo Proxy とかその辺り好きな人にはオススメだなと思った。というかまんま Ergo Proxy 。いろいろ複雑なことやっときながら(その複雑なこともそっくりだし)、実は「心」がテーマになってるところとか。まあ野暮なことは言わんとこう。

SF ファンなら以上のような楽しみかたが出来るし、そうじゃない人は WALL-E と EVE のかわいらしいラブストーリーを楽しめる。凄い映画。

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