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高密度小池 / 2008-10-06

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2008-10-06 Mon

ustream でおすすめの本を教えてなどと言われたので

適当に数冊紹介する。

神林長平 - 膚の下
あなたの魂に安らぎあれに登場する破壊神エンズビルが生まれるまでの軌跡を通じて、何かを造る/作る/創る、とはどういうことかということを突き詰めた小説。価値とか生きる意味とかそういうものについて一定の示唆を与えてくれる小説だと思う。欠点を言えばクソ長い。耐えられない人も多いかも。


ジェイムズ・エルロイ - アメリカンアンダーワルドシリーズ
暗黒の L.A. 四部作、アンダーグラウンド USA 三部作、という言い方の方が通りがいいかも。今は両シリーズを合わせてアメリカンアンダーワールドシリーズと呼ばれてたりする。時系列的に繋がってるし。既刊 12 冊。

50 年代から 60 年代アメリカを舞台にした「歴史小説の傑作」

第一作ブラックダリアでは有名な殺人事件ブラックダリア事件を、第二作ビッグ・ノーウェアでは赤狩りを、第三作 L.A. コンフィデンシャルではディズニーランド建設とカフェでの大量殺人事件を、第四作ホワイトジャズではドジャー・スタジアム建設の裏側で繰り広げられる暗闘と陰謀を、第五作アメリカン・タブロイドではキューバと JFK 暗殺を、第六作アメリカン・デス・トリップではベトナムの泥沼/ヘロインの氾濫/ハワード・ヒューズのヴェガス買収/公民権運動/キング牧師暗殺/RFK 暗殺をそれぞれ描いている。

暗黒小説とか形容されて暗いイメージが付きまとう作品群で、実際暗いストーリー展開が続くんだけど、根底にあるのは「男が成長する物語」。特に L.A. コンフィデンシャルはそれが顕著で、卑怯者で臆病な刑事エド・エクスリー(映画ではイヤミなでも実は正義感の強い男、という風に改変されてたけど小説での彼は遥かに強烈、歪みまくり)がバド・ホワイトやジャック・ヴィンセンズに触れて「完全なる正義を持った臆病者」に成長するまでが描かれる。エクスリーが「完全なる正義」の意味を知るシーンは特に強烈。暗い物語では、あるけれど、男が成長していく様はどこか爽やか。

アメリカン・タブロイドとアメリカン・デス・トリップでは登場する史実キャラがほぼすべて一様に「クズ」としてリファインされている。たとえば JFK は覚醒剤狂いのセックス狂、キング牧師は白人のデブ女とセックスするろくでなし、というように。そういう史実の人物達が織り成す暗黒の物語にエルロイのオリジナルキャラの成長物語がうまく絡められている。

全部あわせると結構なボリュームになるけどおすすめです。

それからディズニー大好き!!という人は L.A. コンフィデンシャルは回避した方がいいかもしれません。かなり酷い内容になっています。


北方謙三 - 楊家将/血涙
北宋建国期の軍閥楊業とその息子達と遼の将軍耶律休哥、耶律奚低を主人公として宋と遼の激戦を描いた小説。既刊四冊で完結。北方謙三の中国史小説はどれも長いのだけれどこのシリーズは比較的コンパクトにまとまっている。北方謙三の作品の例に洩れず、とにかく漢達が熱い小説。時系列的にも出版順的にも、楊家将-血涙の順番なんだけど、血涙-楊家将の順番に読んだ方がいいかと思います。


マックス・ヴェーバー
これに関しては特に言うことはないです。学んで絶対損しない。プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神は注釈だらけで致命的に読みづらいですが、他はまあそうでもない。大塚久雄の解説書とドイツ語の辞書をを横に置きながら読みましょう。 10 年ぐらいかけるつもりで読むのがいいと思います。

そんな時間なんかねえよ、って人は『ヒンドゥー教と仏教』と『音楽社会学』だけをとりあえず読めばいいかと思います。


まだまだいくらでも紹介したいものとかあるけど終わらないのでこのくらいで。

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えがちゃんについて [蕎麦][電王][日記]

知り合いの元プログラマーの現パティシエだか蕎麦職人見習いだかなにをやっているのかよく分からないマラという男が中野に引っ越してきて、引っ越し蕎麦パーティを開いていた。俺はさらば仮面ライダー電王を見てカラオケをやってきた帰りにその話を Twitter で見て、疲れていたのでとりあえず家に帰った。

さらば仮面ライダー電王であるが、正直酷い出来だった。新規キャラクターの造形は浅いし、スーツは酷い。スーツは本当に酷い出来で、幽汽はガオウのリペイントだし、 NEW 電王はクライマックスフォームのアクションスーツの流用なのが丸わかり。もうちょっとちゃんと改造して欲しかった。松村雄基の演技が素晴らしかったのが唯一の救いでしょうか。

全然関係ないけど「シロウ」と聞くと血涙の石幻果が脳裏に浮かんでしまう。

んで家で少し寝てたらマラから蕎麦を食いに来いという Reply があったので一路中野へ向かった。

マラハウスに着いたので当然のようにチャイムを鳴らすと、ごく自然な挙措で Yahoo! JAPAN の堀邦明が出てきたので何事かと思った。

というような話はどうでもよくて、マラハウスでえがちゃんに会っていろいろ話して思ったことがあるのであんまそういうことは書きたくないんだけど少しここに書こうと思う。

えがちゃんは今神田の風俗店で Web 周りの仕事をしているらしいのだがそんなことはどうでもよくて、彼は本当に一言で言えば空気が読めない人で、空気が読めないので突っ走ってクソのような Web サービスをリリースしたりするんだけど、精神的な強度が高いというわけでは別に無いので、叩かれれたり説教されたりすればば委縮して訳の分からないことを言い出したりする。

その程度のことであって別に特別な人格でもなんでもないんだな、と思った。これで終わっちゃしかたないのでなんとか普遍性のある話に引き上げようと思う。

ごめん無理。

えがのような人間は殺せ。

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最終更新時間: 2010-03-16 16:18